カンボジアの犬肉産業

本日、当館に上記のハガキが郵便で届きました。

 

差出人は不明ですので、どのような方がこのハガキを送って下さったのか確認できません。

 

しかし、このハガキを書かれた方のお気持ちは、私達にもよく分かります。昨日付カンボジアの「クメールタイムズ」に、カンボジアの食肉についての記事が掲載されていました。

 

Khmer Times

Canine slaughterhouse discovered in Skun sparks fresh call for dog meat ban

記事によりますと、カンボジアのカンポン・チャム州で犬の「畜殺場」が発見されました。調査の結果、1995年以降およそ100万匹の犬が「と殺」されていたそうです。その後、様々なカンボジアの動物福祉団体がカンボジア政府に対し、全国の犬肉産業の禁止を訴えています。また、犬肉産業に反対するキャンペーンに賛同する約100万人分の署名が集まっているそうです。

 

犬肉産業は、カンボジアだけではなく、世界の他の国・地域にも存在しています。食文化は、国・地域によってそれぞれですので、批判するのはいかがなものか?とのご意見もあると思います。しかし近年、感染症の発生や不衛生な環境、動物虐待などの深刻な問題を引き起こす原因になっていると見られています。そのため、これからは野生動物の食肉産業禁止に官民あげて真剣に取り組む必要があると思います。

 


参考文献:

  • Khmer Times, “Canine Slaughterhouse Discovered In Skun Sparks Fresh Call For Dog Meat Ban”, Rhea Mae Soco, 16 February 2021, https://www.khmertimeskh.com/50814433/canine-slaughterhouse-discovered-in-skun-sparks-fresh-call-for-dog-meat-ban/