近畿総合通信局主催「第二回 災害情報伝達に関するセミナー “アンサー”プログラム」に参加致しました。
2019年01月11日、大阪合同庁舎第1号館2階大会議室にて、近畿総合通信局の主催により開催されました「第二回 災害情報伝達に関するセミナー」に当館スタッフが参加致しました。
今回のセミナーは昨年11月05日に開催された第一回目の「災害情報伝達に関するセミナー」に続き開催されました。関西の地方自治体の防災担当者の皆様等から要望を踏まえ、アンケートに寄せて頂いた貴重なご質問や意見などを踏まえて、改めて課題解決に向け、それぞれの知恵を出し合う場として設けられました。
近畿総合通信局長の大橋氏より開会の挨拶が行われ、第一部に大阪管区気象防災部 地震情報官の菊田氏より、「南海トラフ地震に関する情報」にかかる講演が行われ、南海トラフ地震は多様性があり、西暦1400年頃以降より概ね100~150年の間隔で大規模地震が繰り返し発生されると説明なされました。また今後30年以内に70~80%の確率で発生するため、日ごろからの地震に対する一人一人の意識が大切であるとおっしゃっておられました。大阪府において、最大津波が5m、最速到達時刻は59分頃と言われております。
第二部では防災にかかる機器展示紹介として、6社ほどが参加し、防災無線、スピーカー、情報共有ネットワーク及びそれにかかる機器の紹介をなされました。
第三部と第四部では有識者の皆様によるパネルディスカッションが行われ、各専門分野の方が、今後起こりうる大地震にどのように各自治体が取り組むべきか、熱い議論をなされました。特にNPO法人多言語センターFACIL理事長でおられる吉富様が指摘なされていた情報弱者に陥ってしまう外国籍の人々への理解、相互協力が必要であると指摘し、各地域住民がより積極的に外国籍の人々と関わることが重要であるとおっしゃっておられました。
今回のセミナー出席を踏まえ、当館としても今後起こりうる災害に備え、関西に住まうカンボディアの皆様と連絡を取り合い、情報を共有していきたいと考えております。
写真;会場の様子
写真;会場の様子
写真:パネルディスカッションの様子
写真:展示コーナーの様子